「資格を取りたいと思っているのに、仕事が終わると疲れて勉強できない」
「参考書を買った直後は頑張れるけれど、いつの間にか勉強しなくなってしまう」
社会人になってから、こんな経験をしたことはないでしょうか。
私自身、働きながら財務や簿記などの資格勉強をしてきました。
その中で比較的うまくいっていたのが、会社帰りに喫茶店へ寄ってから勉強するというルーティンです。
平日は週5日、19時30分ごろから20時20分ごろまで。同じ喫茶店に通い続け、最終的には店員さんにも常連客として認識してもらえるくらいになりました。
ところが、地方への転勤をきっかけに初めての一人暮らしが始まり、通勤も電車から徒歩へ。
それまで当たり前だった勉強のリズムが崩れました。
この経験から感じたのが、社会人が勉強を続けるうえでは「やる気」だけでなく、勉強を始めやすい環境や流れを作ることが大切だということです。
この記事では、私自身の経験も交えながら、社会人が資格勉強を習慣化するための7つの方法を紹介します。
なぜ社会人になると資格勉強が続かないのか
学生と社会人では、勉強を取り巻く環境が大きく違います。
社会人には仕事があり、毎日同じ体力や気分で帰宅できるとは限りません。
仕事で疲れた日もあれば、嫌なことがあって勉強する気になれない日もあります。
だからこそ、「毎日頑張ろう」と意気込むだけでは、なかなか続かないことがあります。
仕事の疲れに左右されやすい
朝には「今日は帰ったら勉強しよう」と思っていても、仕事が終わるころには疲れている。
家に着いて食事をして、少し休憩するつもりが、そのまま勉強しないで一日が終わってしまう。
社会人なら珍しいことではないと思います。
私の場合は、家に帰る前に喫茶店へ寄ることで、仕事とプライベートの間に「勉強する時間」を作っていました。
毎日「いつ勉強するか」を考える必要がある
「今日はいつ勉強しよう」
「帰宅してからにしようか」
「明日の朝にしようか」
毎日これを考えていると、勉強を始める前に迷いが生まれます。
反対に、「仕事が終わったら喫茶店へ行く」と決めてしまえば、その日の気分によって勉強する場所や時間を考える必要がありません。
生活環境が変わると習慣も崩れやすい
一度できた勉強習慣が、ずっと続くとも限りません。
私の場合、それを実感したのが地方への転勤でした。
初めて一人暮らしをすることになり、電車通勤から徒歩通勤へ変わりました。
それまでは電車の中も勉強時間として使えていましたが、徒歩になれば当然それはできません。
仕事内容自体は大きく変わっていなくても、生活環境が変わっただけで、それまでの勉強ルーティンが成立しなくなることがあります。
社会人が資格勉強を習慣化する7つのコツ
1.勉強する時間をある程度固定する
まずおすすめしたいのが、勉強する時間帯を決めておくことです。
私の場合は、
平日の19:30ごろ〜20:20ごろ
が基本的な勉強時間でした。
毎日必ず同じ時刻である必要はありません。
大切なのは、「時間が余ったら勉強する」ではなく、生活の中にあらかじめ勉強する時間を置いておくことだと思います。
2.勉強する場所を決める
私にとって大きかったのが喫茶店です。
平日は仕事が終わったら喫茶店へ行き、そこで50分程度勉強する。
土日も外出する機会があれば、時間を作って喫茶店へ寄ることがありました。
何度も店へ通っているうちに、店員さんから常連客として認識してもらえるようになりました。
ここまでくると、喫茶店へ行くこと自体が日常の一部になります。
自宅で集中できる人なら、自宅でも構いません。
図書館でも、自習室でもいいと思います。
自分にとって「ここに来たら勉強する」という場所を作ることがポイントです。
3.「○○したら勉強する」という流れを作る
時間と場所だけでなく、行動をセットにする方法もあります。
私の場合なら、
仕事が終わる → 喫茶店へ行く → 席に座る → 勉強する
という流れです。
毎回「今日は勉強しようかな」と考えてから喫茶店へ行っていたわけではありません。
仕事帰りの行動として組み込んでいました。
「夕食を食べたら問題集を開く」
「朝食を食べたら15分勉強する」
など、自分の生活にすでに存在する行動と勉強を組み合わせると、始めるタイミングを決めやすくなります。
4.最初から完璧を求めない
資格勉強を始めると、「毎日2時間やろう」「休日は5時間やろう」と高い目標を設定したくなることがあります。
ただ、仕事をしながら毎日同じ勉強量を確保するのは簡単ではありません。
私が喫茶店で勉強していた時間も、平日は50分程度でした。
50分でも平日5日続けば、単純計算で週250分です。
長時間勉強できる日を待つより、自分の生活の中で繰り返せる勉強時間を見つけることを優先するのも一つの方法です。
5.勉強を始めるまでの手間を減らす
「勉強する」といっても、始めるまでにいくつもの行動が必要だと面倒になります。
教材を探して、机を片付けて、今日やる内容を考えて……となれば、それだけで時間がかかります。
そのため、
- 次に取り組むページを決めておく
- 教材をすぐ取り出せる場所に置く
- 勉強する場所を決めておく
など、始めるまでの手間を減らしておくと取り掛かりやすくなります。
6.勉強できなかった日を「終了」にしない
仕事をしていれば、予定通り勉強できない日は当然あります。
そこで、
「昨日できなかったから、もう続かなかった」
と考えてしまうと、そのまま勉強から離れてしまいます。
一日できなかったとしても、次の日に再開すればいい。
私自身、生活環境が変わったことで、それまで続いていた勉強習慣が崩れた経験があります。
だからこそ、習慣が崩れないことだけではなく、崩れたあとにどうやって再開するかも大切だと感じています。
7.勉強しやすい環境を自分で作る
これは大学受験の経験からも感じています。
高校時代、学校以外にも勉強に打ち込める場所と仲間が欲しいと思い、予備校に通い始めました。
予備校へ行く前に喫茶店で勉強し、学校では同級生と一緒に居残りで勉強する。
そうした環境の中で勉強を続け、最終的に目標としていた大学に合格することができました。
社会人になると、学校のように「勉強することが当たり前」の環境は自分から作らないとなかなかありません。
喫茶店でも、図書館でも、オンラインの学習サービスでも構いません。
自分が勉強しやすくなる環境に身を置くことも、勉強を続けるための方法の一つだと思います。
私が続けていた「会社→喫茶店→勉強」のルーティン
改めて、私が社会人になってから続けやすかったルーティンをまとめると、とてもシンプルです。
仕事を終える
↓
19時30分ごろ喫茶店へ
↓
財務や簿記など、その時期に受験する資格を勉強
↓
20時20分ごろ終了
資格試験が近くない時期には、小説を読む時間として使うこともありました。
振り返ってみると、これも良かったのかもしれません。
「資格試験があるときだけ喫茶店へ行く」のではなく、仕事帰りに自分のために学んだり、本を読んだりする時間そのものを生活に組み込んでいたからです。
資格のためだけではなく、「仕事のあとに学ぶ時間を持つ」という習慣を作る。
これは、今後も取り戻していきたい習慣です。
環境が変わったら、勉強方法も作り直していい
地方への転勤によって初めての一人暮らしが始まり、電車通勤から徒歩通勤に変わったことで、以前の勉強方法はそのまま使えなくなりました。
最初は「以前はできていたのに」と考えてしまいます。
しかし、生活が変わったのであれば、以前と全く同じ方法を続ける必要はないのかもしれません。
電車で勉強できなくなったなら、その時間を別の場所に作る。
いつもの喫茶店に通えなくなったなら、新しい環境で集中できる場所を探す。
生活に勉強を合わせるのではなく、今の生活に合う勉強の仕組みを作り直す。
環境の変化が多い社会人だからこそ、この考え方も大切だと思います。
まとめ|資格勉強は「やる気」だけに頼らず、続けられる仕組みを作る
社会人が資格勉強を習慣化するための7つのコツを紹介しました。
- 勉強する時間をある程度固定する
- 勉強する場所を決める
- 「○○したら勉強する」という流れを作る
- 最初から完璧を求めない
- 勉強を始めるまでの手間を減らす
- 勉強できなかった日を「終了」にしない
- 勉強しやすい環境を自分で作る
私自身、勉強習慣を作れた時期もあれば、生活環境の変化によって崩れてしまった経験もあります。
だから、「一度習慣化できれば終わり」ではないと思っています。
仕事や生活が変われば、その時々の自分に合った勉強方法も変わる。
それでも、また一歩ずつ始めればいい。
資格ステップでは、資格そのものの情報だけではなく、働きながら学び続けるための方法についても、実体験を交えながら発信していきます。
資格取得に向けた今日の勉強が、小さくても次の一歩になれば十分です。
